はてなブログには、はてなスターという機能があります。
これははてなのアカウントを持っていれば、ブログを読んだときに、星をつけることができるものです。これは、「読んだよ」ということを知らせるためですが、足跡を残すことと同じです。はてなのSNS的な機能の1つともいえます。
はてなユーザーの中には、このスターを残す機能をブログから取り除いている人もおり、また他方で、スターを残しておくべきという人もいます。
スターの長短を整理しながら、私がこの機能を外している理由を書いてみます。
利点:ブロガー同士の交流
ブログの最大の敵は孤独です。
書いても書いてもすぐにはアクセス数が増えることはありません。
何十、何百と記事数が増えてくれば検索からの流入も出てくるためアクセス数も安定しますが、最初のうちはこの孤独が精神的に堪えます。
「一生懸命書いてるけど、誰にも興味をもってもらえない」、「こんな記事いくら書いても、いつか読んでくれる人が増えるのであろうか」という疑問と毎日戦うことになります。
そんなときに、はてなスターを通して読者の反応があると、「あっ、読んでもらってる」という励ましを感じます。
そのため、アクセス数が少ない初期のころにはとりわけ、はてなスターは欠かせません。
欠点
ページ読み込み速度の低下によるSEOへの悪影響
はてなスターは読み込みに時間がかかります。
実際に自分のブログを開いてみて、すぐにスクロールしてみてください。スターがすぐには表示されていないことがわかります。スマホからみた場合、読み込みの遅さはよくわかります。
この読み込み速度の遅さは、グーグルからの評価を下げる要因にもなりえます。グーグルがサイトを評価する基準は公開されていませんが、ユーザーにとって使いやすいかどうか、有益かどうかをグーグルは評価の基準としているので、読み込みの遅さがSEO的に良くないことは考えられます。
「内輪感」が醸し出される
ここまでは、ほかのブロガーの方も言及されているはてなスターの長短なのですが、私がスターを外している決定的な理由があります。
それは、はてなスターは「内輪感」を醸し出しているという点です。
内輪感が見えるのは検索流入にとってNG
私のブログを訪問する方の90パーセント以上は、検索から来ています。私もブログを始める前はそうでしたが、「はてな」というプラットフォームの存在すらしりませんでした。ましてや「はてブ」という存在もです。
基本的に、知らない単語が出てくると離脱率が高くなります。それはブログの中に、知らない要素を見かける場合も同じでしょう。その意味で、アメブロのアバター何かは、見た瞬間に「内輪感」が見えて、読みたいという気にしません。
ましてやよくわからない、ネットの中の小さなコミュニティーの話だと一発で離脱です。
はてなスターをつけていると、そうしたNG要素である内輪感を醸し出してしまいます。
主要なお客さんは検索から来ているのに、たった10パーセントのはてなブロガーだけをターゲットとした機能は、全体のアクセス数を下げてしまうように感じます。
誰に向けてブログを書いているのかを意識してブログを構成する
確かにブロガー仲間は目に見える訪問者です。しかし彼らの数は少ないことが多く、検索経由が大多数を占めていることがほとんどです。
そうしたお客さんの構成にもかかわらず、今見えているブロガー読者を相手にするために検索経由のお客さんを犠牲にするのは、おすすめできません。
そのため、ブログ開設初期にはスターは有効ですが、アクセス数が増えて行くにつれ、スターは廃止したほうがよいと考えています。