ブログで儲けることを夢見る人は少なくありません。
しかし特に記事数が50-100記事ぐらいの場合、アクセス数がほとんどないといってもいいでしょう。*1多くの人はこの段階で幻滅してブログを辞めていきますが、夢をあきらめきれずにブログを継続しようとする人もいます。
サロンにはまる心理
そうした人の中には自力でSEOやらカスタマイズやらを頑張る人もいますが、他力本願の人もいます。
他力本願の人の気持ちもわからないではないです。
というのも、アクセス数が少ないときに、「これさえすれば誰でもブログで月xx万円は稼げる!」のような宣伝を見ると、まるで溺れているときにワラをも掴むかのような気持ちで宣伝に釣られてしまいます。
これは、人間心理にかなっています。
マニュアルがあれば誰も苦労しない
しかしこうした宣伝文句は、「ブログ運営にはマニュアルがあり、それさえ知っていればアクセスは自動的に上がる」ということを前提にしている発言です。
はっきりいって、誰でもできるようなことで、それに従いさえすればアクセスが上がるほどブログは簡単ではありません。*2
ブログのアクセスを上げる唯一の方法は、良い記事を量産するということです。何が「良い」記事なのかということに関する感覚は、各自が苦労しながら時間をかけて身に付けていく必要があります。
サロンで得られるものは限られている
ブログサロンで得られるものと言えば、ブロガー間の情報交換ぐらいでしょう。
初心者にとってはどのような情報が正しいのか判断できないので、サロンに参加するのは、アクセス数が1万を超えるようになってからをおススメします。
サロンへの参加よりも優先すべきこと
1万程度までアクセス数を上げるためのコツは、ネットで少し探せばどこにでも落ちています。有名ブロガの中にあるブログ論や、ブログについて語るブログを徹底的に読み漁りましょう。
初心者の頃は簡単に読み飛ばしてしまったようなことでも、経験を貯めていくうちに、改めて読むと目に止まるようなこともあります、適度にこうしたブログを読み返す必要があります。
こうした無料アドバイスを自分なりに解釈して、自分のブログで実践していく。そして自分なりの道を切り開いていく。
これがブログ運営の王道です。
ブログはそれぞれ客層が異なるため自分で方法を開拓すべし
「人の失敗をサロンで教えてもらったほうが、時間の節約になる」と思う人もいるでしょう。
しかし、ブログの方向性や個性の出し方はそれぞれ異なります。
高級腕時計店を経営している人と、下町にある小さな雑貨店を経営している人とでは、役に立つアドバイスが異なってきます。というのも、客層が異なるからです。
客の好みや要望が違うので、客への対応もそれに応じて変える必要があります。
一般的に通じるようなアドバイスは無料でネットに落ちているので、それを基に、自分が向き合っている客層に応じてアレンジしていく必要があります。
無個性なブログがはらむリスク
人の経験を鵜呑みにするのではなく、自分の考えと照らし合わせて取捨選択・修正を行わなければ、いつまでたっても他人頼りの、無個性なブログになってしまいます。
個性がないブログは、簡単に真似されてしまうため長期的には運営は難しいでしょう。
まとめ
ということで私が勧めるサロンとの付き合い方は、「まずは1万ぐらいアクセスが達するまで自分でネットで調べながらブログを運営してみてください」ということです。
そこに至るまでに自分のブログ論をある程度固めることができれば、他のブロガーの考えを聞くためにサロンに参加して意見交換してもいいかもしれません。この時点になって初めて、自分で一つ一つ納得しながら、相手の意見を消化することができます。
ただし、そのときも、「これをすればブログで月xx万円儲かる」というような宣伝文句を出しているサロンには参加しないでください。あくまでブロガーが対等に交流するようなサロンで自分を磨きましょう。
繰り返しになりますが、簡単に「月100万円儲かる」道など存在しません。苦労の先にしか、アクセス数や収益はないということを肝に銘じてください。