On Blog

ブログというものを運営していて、どうすれば読者に見てもらいやすくなるのか、ということについて日頃から考察を深めてきた成果を惜しみなく紹介しています。戦略コンサルタントならではの視点で、ブログをどのように運営していけばいいのかについてわかり易く説明しています。素人のブログ論とは一味違います。

ブログへのアクセス数を上げるための科学的運営法

人気ブログになるためには、ただブログを更新しているだけでは足りません。

「記事の量が増えればアクセスも増える」というのは間違っています。正しくは

良い記事の量が増えればアクセスも増える」

ということです。

それに加えて、読者がどのようにブログにたどり着いて、読者になったり別の読者を呼び込んでくるのかを考え、それに応じて、対策を打っていくことが必要です。*1

すなわちPV数を上げるうえで考えなければならないのは、以下のことを読者の立場に立って考え抜くことです。

  • 読者の目につくところにブログが表示されますか?
  • 読者がタイトルや写真から判断して読みたくなると思いますか?
  • 読者がページを開いたときに、デザインから記事内容への信憑性を抱きますか?
  • 読者が読んで満足の行く内容になっていますか?
  • 読者がシェアやフォローしたいと思ったときに簡単にボタンを見つけられますか?
  • 読者が他にも面白い記事があるかどうか探そうと思ったときに、簡単に見つかりますか?

羅列的になっているので、このことについて、具体的な例を踏まえながら説明していきます。

ブログ運営のための科学的手法

PVアップ・チェックリストの問題点

確かに個々の対策については他サイトでも紹介されていますが、読者の流れを意識した形で整理されていません

たいていは箇条書きになっており、なぜそれらの対策が必要なのか、それをすれば読者行動のどのフェーズに効いてくるのかがわかりません。

よくあるPVアップ方法紹介記事は「ブログを○○万PVまでアップするための○○個の方法」といったものではないでしょうか。

個々の対策が一体読者行動の何に効いてくるのかを考えることで、他人が箇条書きにした対策チェックリストに頼りっきりになるのではなく、自分でPVアップの方法を考えることが出来るようになります*2

チェックリストの弊害

読者行動の流れを考慮したアクセスアップ対策

読者の流れとそれぞれのフェーズで重要となる対策は次の表の通りとなっています。

人気ブログになるためには読者目線でブログを設計する必要がある

こうした読者の流れ

  • 認知(ブログを見つけてもらう)
  • 選択(ブログ記事を見てもらう)
  • 読了(ブログ記事を最後まで読んでもらう)
  • 再選択(別のブログ記事を読んでもらう)

に沿って、ブログが読まれるようにするための対策を考えてみましょう。

認知

ここでは、潜在的な読者にブログ・ブログ記事の存在を認知してもらう必要があります。つまり、検索画面でタイトルが表示されたり、SNSで記事が紹介される状態を指します。

認知されるためには当たり前ですが、読者のディスプレイにブログが紹介されている状態でなければなりません。

既存読者は定期的な訪問やRSSやSNSでの更新通知を通して記事が更新されていることが認知されます。そのため、ここで重要なことは、検索ユーザー向けのSEO対策であり、SNSでの更新通知です。

読者に認知されるフェーズではSEO対策が必要となる

私のSEO対策

私のSEO対策はタイトルのワーディングぐらいです。

そのためには実際にGoogleで自分の記事と似たキーワードで調べてみたり、Goodkeywordで検索して、検索ボリュームとライバルをチェックしています。

それとパン屑リストの設置とGoogle Search Consoleへの登録もあります。こちらは一度設定してしまえば後は何もすることはないので、記事内容に集中しましょう。

私のSNS対策

SNS対策については、私はTwitterで似た興味関心を持っている人を出来るだけ取り込もうとしています。

SNSの利点は、似た関心を持った読者層に直接アクセスできることでしょう。この読者層の方にブログに来てもらえれば複数の記事を読んでもらったり読者になってもらえます。これが検索からくる読者との大きな違いではないでしょうか。

選択

次に、読者の画面に表示されている検索結果や記事紹介をクリックして実際に記事を見てもらう必要があります。

読者に選んでもらえるブログになるためには記事タイトルを練りこむ必要がある

記事タイトルの重要性

ここで重要となるのが記事タイトルです。

確かにタイトル以外のディスクリプションも小さな文字サイズで表示されていますが、閲覧するかどうかという判断の中心材料となるのはタイトルです。ですので、タイトルが他の記事よりも魅力的で、思わずクリックするようなワーディングを選びましょう。

読者のほとんどは、ネットの大量の情報からタイトルだけで、読みたいかどうかを判断しています。そのため、タイトルのネーミングは最も大切なところです。時間をしっかりかけましょう。*3

タイトルが魅力的なものかどうかについて私は、Google Search Consoleを使って、各記事ごとのグーグルでのクリック率を確認しています。

クリック数÷表示回数が明らかに低い場合、タイトルに問題がある可能性があります。そのため、定期的にクリック率の低い記事のタイトルは見直しています。

アイキャッチ画像の重要性

補足ですが、アイキャッチ画像も重要です。特にSNSで紹介される場合、アイキャッチ画像とともに記事が紹介され、画像がその記事の印象を決めてしまうこともあります。

私は複数の写真サイトから写真を使っています。

参照サイト:

  1. 写真AC
  2. Free Images - Pixabay
  3. Collections | Unsplash

読了

読者が内容への不満からブログから途中で離脱してしまうのではなく、記事を最後まで読んでもらいたいものです。

記事を最後まで読んでもらうためには記事の質を担保する必要がある

そのために重要なことは、コンテンツの質です。ブログには文章スタイルによって様々なタイプがありますが、読んで面白い、次も読みたいと思ってもらえればしめたものです。

どのタイプのブログであろうと、質の良い記事を残したいのであれば、記事内容の推敲や、記事の後からの修正・削除は必要となります。

私の推敲スタイル

ちなみに私は記事は一気呵成に書き上げて、その場でアップロードしません。書き始めてから3日ぐらい寝かせてからアップロードします。寝かせている間は気が向いたときに記事に手を入れます。

時間をおいたほうが、書いた時には気が付かなかったことに気が付くようになり、文章の推敲が効果的になるからです。

私の修正スタイル

過去記事に関しても、適宜修正しています。

特にGoogle Analyticsを見て、直帰率が高い記事は、なるべく記事内容の質を高めたり、内部リンクを訂正したりします。*4

過去記事のリライトについては以下の記事で詳しく書いております。

blogcustomize.hatenadiary.com

私の削除スタイル:Less is More

また、現在から見て、「こんな記事誰が読むんだよ」と思える記事は、(涙を呑んで)削除します。*5

記事の削除は、SEO対策としての効果からだけではなく、読者視点から見ても必要です。普通読者はブログ記事すべてを読むわけでなく、数記事しか読みません。そのため、クズ記事だけでブログを判断されてブログの印象を悪くしないためにです。

少数精鋭であり「Less is More」です。

再選択

最後まで記事を読んでもらった後に、読者にさらなる行動を起こしてもらいます。

読者に次なるアクションを起こしてもらうためにはレイアウトが大切となる

具体的には

  1. 読者になること
  2. 記事をSNSで共有すること
  3. 別の記事を読むこと

の3つが挙げられます。

読者になってもらえるための工夫

特に1と2については、レイアウトが重要となってきます。

レイアウトでCAT各ボタン*6がわかりやすいように表示されるように設定します。

記事をSNSで共有したかったり、読者になりたくても、そのためのボタンがすぐに見つからなければ、「もういいや」となって、読者は共有・読者登録を諦めてしまいます。

私の場合、

  • 読者ボタン
    • PC:サイドバー
    • スマホ:フッターかつ記事下
  • SNS共有ボタン
    • 記事下

に設置しています。

想定している読者行動の流れとしては以下の通りです。

  • 記事を下まで読んでみて、記事内容が面白い

    • すぐに共有
  • 記事が面白すぎる

    • 更新通知が欲しいので読者になる

    • サイト内を回遊

      • サイトに興味が出てくればどのページからも到達できるサイドバー/フッターで読者になる。

      • その際には、プロフィールを読んでからブログ自体に興味をもらってポチっということも想定しているので、プロフィール近くにフォローボタンを設置

記事上のシェアボタンは要らない

記事上にシェアボタンを置いているサイトを見かけますが、個人的には要らないのかなと思います。

その記事のシェア具合が事前にわかり、読みたいと思うかについて読者に判断材料を与えることもあるとは思います。しかし、記事を読む前にシェアはしないはずですし、記事を読んだ後にもう一番上にまで一度戻ってシェアボタンをクリックすることは少ないでしょう。

そのため私は、記事上の大切な場所をシェアボタンで埋めていません。

基本的に記事上は、広告であれ、何であれ、ページ読み込みの最中にスクロールして読み飛ばされるので、何も必要ないと考えます。

訪問者を一見さんにしないために

訪問者に複数の記事を読んでもらえるようにするためには、関連記事が記事下に現れるように設定しなければなりません。

また、今読んでいる記事がどのカテゴリーなのか、そして自分でそのカテゴリーの中から興味のある記事を選べるようにすることが重要です。そのためにはナビゲーションバーとパン屑リストが必要となってくるはずです。

ブログのレイアウトについてはPC版、スマホ版ともにカスタマイズしているので、私のブログと自分のブログのレイアウトを比べてみてください。何が違うのか、どちらのほうがユーザーフレンドリーなのかを考えてみてもらえればいいでしょう。*7

一見さんにしないための工夫については、以下の記事で詳しく書いておりますので、参考にしてみて下さい。

blogcustomize.hatenadiary.com

ブログ運営は科学

読者視点からブログをどのように運営すれば人気ブログになれるのかを解説してきました。特に読者の流れとタイプを想定すること重要になるでしょう。

そのことを意識してブログ・デザインを考えていくと、単なるチェックリストに沿ったカスタマイズではなく、独自かつユーザーフレンドリーなカスタマイズが出来るはずです。

ブログの記事内容はその人の個性が出ますが、それ以外の部分、つまり読者をどのように誘導するかという導線設計は科学とも言えます。

せっかくいい記事を書いているのに、見られないという悲劇を避けるためにも導線設計をしっかりしていきましょう。

*1:ここではPV数の高いブログを人気ブログとしています

*2:PVと収益性は別の話です。というのもPV数が低くても収益が高いサイトもあればその逆もあるからです。ですので、ここではPV数アップの方法に絞って解説します

*3:当たり前ですが、なるべく左(冒頭)に重要キーワードを入れるようにしましょう

*4:もちろんそれ以外にも高い直帰率の原因はありますが、それは類似の記事がないという何ともしがたい理由です。ですので、今できることである記事修正に力を入れましょう

*5:ただし、html自体は別に保存しておきます。せっかく書いたものを削除するのはつらいので、いつか復活させてあげられるようにとの思いからです

*6:Call to Actionボタン。次の行動を起こしてもらうための、SNSや読者登録ボタンのこと

*7:私のレイアウトが一番と言っているのではありません

プライバシ―ポリシー 免責事項

 

Copyright © 2016-2018 Blog Customize All Rights Reserved.