ブログを始めたばかりのころは、何について、どのように書いたらいいのかわからず右往左往するものです。
また書くことがあって記事をためていっても、書けども書けども誰も見に来てくれないということもあります。そうすると、何のために書いてるのかわからなくなり、ブログを辞めてしまうことにもなります。
ちなみにブログを伸ばす上で重要なことの1つは、あきらめないということです。ほとんどの人がブログを始めて数ヶ月で辞めてしまうというのはブロガーの間では常識となっています。
そこでここでは、ブログ初心者がやってしまいがちな間違いを7つ挙げていきます。
見出しを使わない
見出し(h2~h5)を文中に使っていない初心者が多すぎます。
ブログ記事は、適当にスクロールしながら読み、目に止まったところだけ詳しく文を読むという人もいます。そうした人のためにも、見出しを使うことは必須です。
またじっくり読んでくれている人にとっても、細かく見出しが使われてると、「ここで言いたかったことはなんだったっけ?」となってしまいます。この段落は、それまでの主張の例を挙げているのか、反例を挙げているのか、それとも理由を挙げているのかをはっきりさせませしょう。
見出しがあることで記事のストーリーラインがわかりやすくなり、読みやすさは抜群に向上するだけでなく、SEOの観点からも評価が上がります。Googleから見ても、見出しを付けていると文章の構成がわかり易くなるからです。
中身も大切ですが、見せ方も大切ということです。
見出しの使い方
見出しの使い方は、下の図の赤枠の部分をクリックすることで使えます。当然ですが、大きな見出しから順に使っていきましょう。(表示が英語ですが、クリックする場所は日本語と同じです。以下、同じ)
リスト要素を使わない
リスト要素も見出しと同じ理由から重要です。例えば、下の文章を読んでみてください。
ブログ初心者がしばしばしがちな間違いは、Aをしない、Bをしてしまう、Cをしない、Dの点を忘れてしまうということが挙げられます。そのため・・・
4つの間違いを列挙していますが、その指摘が文章の中に埋もれてしまっています。しかし、リスト要素を使って同じ内容を表現すると以下のようになります。
ブログ初心者がしばしばしがちな間違いは以下の4つが挙げられます。
- Aをしない
- Bをしてしまう
- Cをしない
- Dの点を忘れてしまう
そのため・・・
上の二つの文章を比べてみて、どちらのほうが読みやすいですか?下の文章の方が、4つのポイントが視覚的にはっきり打ち出されていて読みやすいです。
数え上げる場合は縦に並列に並べると、読んでいる人にとって情報処理が楽です。文章を書く際には、左から右へと文が流れていきますが、リストを使うことで、縦の空間を使うことが出来ます。1次元的な表現形態と2次元的な表現形態の違いです。
リストの使い方
リストの使い方としては、以下の図にある個所をクリックします。
強調のための太字(Bold)が使われていない
見出しやリストを使わないと文章にメリハリがつかないことはすでに述べましたが、読み飛ばしてもある程度内容が入ってくるように表現を工夫する方法としては、強調のための太字(Bold)があります。
例えば、以下の文章を比べてみてください。
ブログ初心者にしばしばみられる間違いとしては、文章にメリハリをつける工夫がなされていないことが挙げられます。
今度は重要な箇所を太字で強調してみました。
ブログ初心者にしばしばみられる間違いとしては、文章にメリハリをつける工夫がなされていないことが挙げられます。
太字があると、伝えたい箇所が一目瞭然です。使い方は以下の通りです。
1000文字以下の短い記事が多い
記事の文字数に注意を払っていますか?確かに言いたいことが伝わっているのであれば、文字数は関係ありません。同じ内容を2000文字で伝えられるのであれば、1万字書くとそれだけ冗長になってしまい、逆効果です。しかし、文字数にも下限があります。
1000文字以下の記事だと読んだ感じが圧倒的にしません。スクロールをちょっとしただけで記事の終わりが見えてきてしまいます。SEO的にも文字数の極端な少なさは致命的です。
ですので、1000文字以下になる場合は記事内容を練り直すまで公開しないほうがいいでしょう。1000文字以下であれば内容がスカスカである可能性が高いからです。
記事タイトルに魅力がない
タイトルが全く練られていない記事が多く見られます。
読者はタイトルだけで読むか読まないかの判断をします。そのため、タイトルは極めて重要です。記事内容を考える時間と同じくらい時間をかけてタイトルを考えても問題ないほど重要といってもいいでしょう。
タイトル自体が、単なる単語を提示しているだけや、あいまいな表現を使っていて何が書いてあるのか想像できないという場合、また個人的な感想を表しているときは、そんなタイトルを見ても誰も読みたいとは思いません。
例えば、長時間労働による過労死について記事を書くとします。そうすると以下のような記事タイトルがダメな例にあたります。
- 過労死する日本社会 (→単なる単語の提示。社会批判をしたいのであれば、批判の視点を明確にする)
- 過労死の原因 (→あいまいな表現。具体性を感じさせる必要がある)
- 過労死したくない (→あなたの個人的な感想では、読んだときに何が得なのかがわからない)
括弧の中に、頭に思い浮かんだツッコミをいれています。それを踏まえてタイトルを書きなおしてみると、以下のようになります。
- 過労死の根本原因は、日本企業の収益構造にある!
- 外資系で死ぬほど働く私が見た、過労死の3つの原因
- 過労死したくないならこれを見ろ!自己防衛の5つの方法
すぐに思いつく限りでタイトルを書き替えてみましたが、前のタイトルよりは、具体的になったと思います。*1
過去記事への導線がない
関連記事への誘導がないことが多く、1つの記事を読んだら、それっきりで読者が去って行ってしまいます。過去記事の中には、ついでに読まれる可能性があるものもあるにもかかわらずです。
そこで関連記事を記事下に表示させて、読者をさらなる記事へと誘導する方法としては2つがあります。
①外部プラグインの利用
外部サービスを利用する場合、記事ごとにカテゴリーを設置している必要があります。カテゴリーごとに記事を分類しておくことで、関連記事を自動的に見つけてもらえるようための準備ができます。
私が使っているサービスはMilliardというものです。例えばスマホ版(左)とPC版の画面では以下のようなパネルが記事下に表れるようになっています。
詳しい設定の仕方とそのカスタマイズの仕方は以下のリンクを見てください。
②手動でリンクを設置
2つ目の方法は手動で過去記事のリンクを貼り付ける方法です。
なおリンクの貼り方としてはカード型で張り付ける方法と文字リンクとして張り付ける方法がありますが、ブロガー界隈の情報としては文字リンクで貼ったほうがクリック率が高いようです。
カード型で貼ると、大きくなりすぎて、押し付け感が出てしまうのでしょう。例えば下のようなリンクの貼り方です。
一方で、文字リンクを貼ると、複数の記事リンクをはっても場所が取られない上に、一覧性が高くなるのではないでしょうか。例えば以下のようになります。
何れの方法にせよ、せっかく来てもらったお客さんに、サイトに長く滞在してもらう工夫が必要です。
ブログタイトルが何を言いたいのかわかりにくい
ブログタイトルに情報を詰め込み過ぎて、特徴がわかりにくいことがあります。ブログタイトルはほとんどの読者は0,1秒ほどしか見ないため、この0,1秒で理解してもらう表現を考える必要があります。
パッと見てもわかり易いブログタイトルとは、例えば、わかり易いニックネームであったり、職業を伝える場合でも1つのメッセージに絞って伝えるものがよいです。
間違っても、「○○と○○と○○と○○について語ります」みたいな表現は避けてください。並列関係での表現は、アクセントがどこなのかわかりづらいからです。
まとめ
こうした7つの間違いは、初心者ブログでよく見られます。始めから、こうしたこと間違いを避けることはできませんが、ブログを運営し始めて行き詰まった際には、もう一度、読者視点にたって自分のブログを考え直してみてはいかがでしょうか。
*1:もっとうまいタイトルがあれば教えてください。